[ 家計 ]銀行口座の使い分けで、心と暮らしを整理する
銀行口座をいくつお持ちですか?
わが家では目的に応じて5種類の口座を使い分けています。
各口座の目的・機能をクリアにすることで、お金の管理がグンと楽になりました。口座を整理することは家計の改善につながるだけでなく、心と暮らしの整理にもつながるなぁと感じています。
口座を目的ごとに使い分け
2017年秋に本格的に家計の改善に着手し、現在は5種類の口座でお金を管理しています。
1.生活費口座で「使う」
5つの口座の中で一番使うのは、日々の生活費を管理する口座です。毎月の給料の大半はこの口座に入れ、ここから
- やりくり費(現金)の引き出し
- 固定費の引き落とし
- クレジットの引き落とし
を行っています。最もお金の出入りが多い口座のため、ネットで照会ができる銀行がおすすめです。我が家では住信SBIネット銀行を使っています。
2.特別費口座で「積み立てて、使う」
2つ目は特別費口座です。
- 旅行
- ご祝儀
- 家具家電の買い替え
など、「毎月ではないが、前もって分かっている特別支出」はこの口座を使います。
年度の初めに向こう1年間の「特別支出」を洗い出し、そのためにお金を積み立てておきます。そして、特別なイベントが発生した場合はこの口座からお金を使う、というルールです。
3.生活防衛資金口座で「もしも」に備える
「もしも」のときの緊急用口座です。
口座には100万円を入れておき、使ってしまったマイナス分がひと目で分かるようにしています。引き出した分は翌月のお給料やボーナスから戻し、常に100万円に保つというルールです。
この「もしものときに使っても良いお金」があることで、貯金を崩す罪悪感から解放され、お金に関するストレスがとても軽減されました。
4.貯金用口座に「貯める」
毎月の預金とボーナスの貯金分はこの口座に貯めています。
毎年4月に口座の中身をリセットし、1年間で貯まった分は「定期預金&NISA口座」に移し替えています。年度の初めに0円に戻しておくことで、年間の貯蓄の進捗がわかりやすくなりました。
5.定期預金&NISA口座で「増やす」
お金を増やすことを目的とした口座です。2018年夏から積立投信を始め、NISA口座を開設しました。運用の待機資金は定期預金に入れ、増やしつつ眠らせています。
口座を使い分けるメリット
このように口座を目的ごとに分けることは、経済的にも精神的にもメリットがあると感じています。
経済的メリット
貯金が出来るようになった
なんといっても貯金を崩すことがなくなったため、お金が貯まる体質になりました。
- 先取り貯金をする
- 貯金口座を分ける
よく言われるように、この2つは貯金の大切なコツだと感じています。貯金ができると家計管理のやる気と自信もアップです。
資産の棚卸しに役立つ
毎月「財産目録ノート」を記入し、プラスとマイナスの資産がどのくらいあるかを棚卸ししています。
どの口座にどのくらい資産があるかを整理・把握しておくと、いざという時にも困りません。夫婦で資産の情報を共有できていれば、自分にもしものことがあっても慌てずに済みそうです。
精神的メリット
気持ちよくお金を使える
家計管理に着手する以前は「生活費口座」と「貯金口座」の2つしか保有していませんでした。
そのため出費がかさむと泣く泣く「貯金口座」からお金を崩すことに。その度に罪悪感を感じ、次第に家計管理から目を背け、ますます家計が悪化する…という悪循環に陥っていました。
しかし現在は
- 使っても良いお金(生活費・特別費・生活防衛資金)
- 使ってはいけないお金(貯金・定期預金&NISA口座)
を分けて管理することで、貯金を崩すストレスから解放されて気持ちよくお金を使うことができています。
お金と向き合える
口座ごとの残高や明細がクリアなため、
- 貯金の進捗が良くない
- 生活防衛資金を使いすぎている
といったお金の傾向や問題の所在を把握しやすくなりました。傾向・問題が分かれば対策も取りやすくなり、目を背けずにお金と向き合えるようになったと感じています。
口座の整理で暮らしが穏やかに
以上、口座の使い分けについてでした。
口座を整理するとお金の流れに秩序・ルールが生まれます。自分なりのルールに従い、物事が「あるべき場所」にあるという感覚は、心にも暮らしにも穏やかさをもたらしてくれました。
お金のことでモヤモヤ・ソワソワする方は、口座を整理してみてはいかがでしょうか。さいごまでお読みいただき、ありがとうございました!
**林總さん著「正しい家計管理」実践中です**
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