[ 家計 ]「QGS」で家計のバランスを検証する
QGS(Quarter Grid System)という考え方をご存知ですか。
お金や投資の専門家であるマネーセンスカレッジさんが提唱する、家計を4分割してとらえる考え方です。
このQGSを使って、わが家の家計のバランスを検証してみました。ふだんと異なるものさしで家計をとらえてみると、客観的に家計を見直すきっかけになるかもしれません。
QGS:クォーターグリッドシステムとは
QGSとはマネーセンスカレッジさんが提唱している、毎月の手取り収入を以下の4つに割り当てる考え方です。
- 固定費
- 変動費
- 自己投資
- 貯蓄・投資
それぞれをバランスよく配分し、特に「貯蓄・投資」を25%確保することが大切とのこと。それでいて、貯蓄一辺倒になるのでもなく、現在の暮らし・未来の暮らしどちらも大切にしようと提唱されています。
わが家は「正しい家計管理」という本にもとづき家計を管理していますが、QGSの考え方も非常に共感するところが多いです。
QGSで家計の割合を検証する
それでは家計を4分割してバランスを検証します。
①固定費
わが家の家計簿では家賃・光熱費・通信費・複数ある保険すべて・新聞代など、割と多くの項目を「固定費」として計上しています。
一方、QGSの考え方に従うと「固定費」に相当するのは次の2つのようです。
- 家賃
- 保険1社(貯蓄性のない、掛け捨て型の保険)
②変動費
変動費に相当するのは4つ。
- 通信(携帯・インターネット)
- 光熱費(電気・ガス・水道)
- 新聞
- 生活費(食費&日用品、外食&娯楽、クリーニング、他)
通信、新聞、生活費の外食&娯楽費などは「自己投資」と考えることもできます。このあたりは自分の価値観に応じて考えれば良いのかなと思います。
③自己投資
自己投資は2つ。
- 夫婦のお小遣い
- 特別支出積立金
特別支出積立金とは、旅行、ご祝儀、家具家電の買い替えなど「むこう1年間で分かっている特別支出」に備えるお金のことです。
関連記事▷特別支出の予算編成
④貯蓄・投資
貯蓄・投資は3つ。
- 毎月の貯金・積立投信
- 保険2社(貯蓄性のある、積立型の保険)
- iDeCo(夫)
私(妻)の企業型DCは含めず、あくまで手取りの中で貯蓄に回しているものたちです。
4項目のバランス
2020年10月現在のわが家のバランスを可視化してみました。
「変動費」の割合が少ない分、他の3項目に振り分けられている結果となっています。「貯蓄・投資」も25%以上確保できているようでホッ…。
(本当はたくさんお小遣いがもっと欲しいし、家ももっと良いところに住みたい)
…という本音はありつつ、グラフ化してみると現在のバランスは理想的な配分になっているとも感じました。
まとめ:家計のバランスに客観性を
以上、QGSで家計の割合を比較してみました。
いつもと違うものさしで検証することで、家計のバランスを客観的にとらえることができました。「うちの家計は健全かしら」と気になる方は、ぜひQGSでバランスをチェックしてみてはいかがでしょうか。
さいごまでお読み頂き、ありがとうございました!
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