[ 音楽 ]美女と野獣「朝の風景」と「愛の芽生え」の伏線が美しい
こんにちは。ミルコです。
ディズニー映画の名作・美女と野獣。作品を彩る美しい歌の中でも、「朝の風景」と「愛の芽生え」の伏線が大好きです。
今回は、大人になってはじめて気付いたこの2曲の魅力を語りたいと思います。興味がない方も、記事の最後に素晴らしいディズニーの動画を紹介してるので、ぜひご覧ください!
目次
「朝の風景」
Beauty and the Beast "Belle" | Sing-A-Long | Disney
「朝の風景」は、美女と野獣のストーリー冒頭の音楽。
ベル、村の人々、ガストンが交互に歌い、朝のにぎわいと爽やかさを感じさせる一曲です。
登場人物たちが同じメロディーをかわるがわる歌うのですが、ベルのパートは美しく、村の人々はにぎやかに、ガストンは雄々しく、ガストンを慕う女の子たちは軽やかに…と、同じ曲でさまざまな表情・表現を楽しめます。
そして、村の喧騒からひとり離れたように、噴水に腰かけてベルが歌うパートがとても美しいんです。本屋さんからもらった、大好きな本を開いて、こう歌います。
Oh, isn't this amazing?
It's my favorite part because — you'll see
Here's where she meets Prince Charming
But she won't discover that it's him 'til chapter three!※日本語訳
ああ、素晴らしいと思わない?
ここが私の好きな場面、だってほら
ここで彼女は素敵な王子様と出会うの
でも彼が王子様だってことは、第3章まで気付かないのよ!
この歌詞が、ベルとビーストのこれからのストーリーを表す伏線になっています。
さらに、ここで歌われるメロディーが「愛の芽生え」の一節。歌詞だけでなく、メロディーでも伏線を張っているのがとてもロマンチックなのです。
この部分をイヤホンで良く聞くと、"Here's where she meets Prince Charming"のパートで響く、ホルンの副旋律も美しいんですねぇ。この美しさを誰かと共有したい!みなさん、今すぐイヤホンを装着して動画を再生っ!そしてホルンじゃなかったらすみません。元・吹奏楽部のお姉様方、ご指摘ください。
「愛の芽生え」
Something There (From "Beauty and the Beast"/Audio Only)
アニメ版の公式動画が見当たらなかったので、映画版のリンクを貼りました。この曲は、ベルとビーストが互いに心を通わせはじめるシーンで使われます。「朝の風景」の歌詞とメロディーに呼応するように、ベルが歌います。
New, and a bit alarming
Who’d have ever thought that this could be?
True, that he’s no Prince Charming
But there’s something in him
that I simply didn’t see※日本語訳
初めてで、すこし怖いような気持ち
誰がこんな風になるなんて思っただろう
そうね、確かに彼は素敵な王子様ではないけれど
彼には、今まで気付かなかった何かがあるの
Prince Charmingの部分は、「朝の風景」と全く同じメロディーの部分で登場してるのが分かります。amazingとalarmingなど、2つの曲で韻も踏んでいて素敵。
彼が王子様だということは、ビーストも、使用人たちも、映画を観てる観客もみんな気付いてるのに、歌を歌うベルだけは気付いていないんですねぇ。ベルの大好きな本の、大好きなシーンと同じ状況なのです。『やはり脚本は3部構成になっていて、ベルが気付くのは"chapter three"ということなのかしら…』という想像もかきたてられます。
メロディーといい、歌詞といい、美女と野獣はロマンチックで甘美ですよねぇ。はぁぁ。
ところで"New, and a bit alarming"を、愛の芽生えに戸惑う気持ちかなと思い、「初めてで、すこし怖いような気持ち」と訳してみました。解釈が間違っていたらすみません。帰国子女のお姉様方、ご指摘ください。
天才作曲家 アラン・メンケンの神動画
さて、美女と野獣の音楽を手掛けたのは天才作曲家アラン・メンケン氏。アラジン、リトルマーメード、ヘラクレス、ポカホンタスなどの音楽も彼の作品です。
私はもう、超絶リスペクト。彼の音楽の特徴は「作品に溶け込み、アラン・メンケンの曲だとは分からないこと」って、格好良すぎませんか!
そんな彼の名曲を、ブロードウェイミュージカル「アラジン」のジーニー役&アラジン役の2人が、ご本人の伴奏付きで歌うという大変贅沢な動画がコチラ。
ジーニー役のジェームズさんによる「Go the distance」が素晴らしすぎる。まるまる歌ってほしい。
熱く語りすぎて2,000字を超えてしまいました。さいごまでお読み頂きありがとうございました。
とにかくもう、アラン・メンケン先生に敬礼っ!現場からは以上です。
**林總さん著「正しい家計管理」実践中です**
**家計や暮らしについて参考になるブログがいっぱい**